今までの話
第23話のあらすじ
【決戦ギリの城】
自然界の4本の剣をすべて手に入れたニケは、ククリ、トマ、ジュジュとともに魔王ギリの城があるザン大陸に降り立った。キタキタおやじを囮にして、ギリ城への侵入をはたす4人だったが、罠によって二手に分かれてしまう。ニケとトマの前にレイドが、ククリとジュジュの前にはカヤが立ちはだかる。
感想
なんだよこれ…最高かよ…
今回めちゃくちゃいい話じゃないか…
最後の大陸ザン大陸に到着した勇者一行。
いつもの感じでギャグを盛り込みつつ、なぜかやたら気合の入ったおやじのダンスシーンを囮にしつつ、魔王の城に侵入します。
城の入り口が男子トイレ女子トイレにそれぞれ分かれていて、男女に別れて進んだ先で待ち構えていたのはレイドとカヤでした。
レイドはニケと、カヤはククリと最後の戦いを開始します。
ニケとレイドの戦いはそこまで話さなくてもいいかなー。
うん、結局レイドはニケに勝てなかったんですね。やっぱりニケのほうが上手だったということです。ただ、せっかく手に入れた水と風の剣は使わないんですねって思いました。
ニケ「違うなレイド、これがひきょう剣を超える必殺技『真・ひきょう剣』だ!」
レイド「バカなああああああぁぁぁぁぁぁあああ!」
レイドとニケのバトルも良かったのですが、やはり今回はカヤとククリのバトルでしょう。
互角の戦いをしていたものの、ククリはカヤの必殺魔法「暗黒太陽」で消し飛ばされてしまいます。
「ククリを生き返らせろ!ククリは!ククリは、世界に平和をもたらす天使だったんだ!…オレにとっても…」
そう言って泣きながらカヤに詰め寄るニケ。ジュジュとトマも泣いてました。レイドも現実を受け入れられないような表情で座り込んでいます。
このシーンは心に刺さりましたね。
いつも照れくさそうにして、ふざけながらなかなか素直になれずにいたニケが、ククリのために本気でカヤに詰め寄っているのなんか見たら、私耐えられませんよ。
そんなニケたちの前に、柱の影からククリが現れます。
カヤの魔法で消し飛ばされたのは、ククリがグルグルで作り出したもう1人のククリだったのです。
全ての魔力を使い切りもう1人のククリを倒したカヤ。
試合に勝って勝負に負けたような感じにはなりましたが、カヤはグルグルに勝利することができました。ククリには負けてしまったようですけどね。
でも満足気なカヤの顔はすごくよかったと思います。
突如崩れ始める魔王城から逃げ出すため、一緒に魔法陣を描くニケとククリ。
私が本当によかったのはここなんですよ。
仲良さそうに魔法陣を描く2人を見て、何かを決意するレイド。
「ピンクボム!」そう言ってククリを呼び止めたレイドは、ギリの居場所を教えます。
そんなレイドにククリは
「私の名前ククリって言うの!お友達になりましょう!レイドくん!」
そう言って、手を差し出します。レイドは照れくさそうに手を握り返していました。
飛び去っていくニケたちを見送るレイドにカヤが優しく声をかけます。
「レイド様。よく我慢なされましたな。」
それを聞いたレイドは、今まで我慢していたものを全て吐き出すように泣き出してしまうのでした。
本当にこのシーンは泣ける。レイドくんめっちゃかわいい―!
レイドは本当にククリが好きだったんです。でもとっても仲が良さそうなククリとニケを見て、自ら手を引いたんです。しかも”友達”って言われてしまいましたからね。
そして、見た目どおりまだまだ子供なレイドは、カヤの優しい言葉で我慢できずに泣いてしまったと。
ああーなんていいシーンなんだ。感動してしまいました。
もう今回はこれでいいでしょ。
ククリのために泣いたニケと、一生懸命頑張って最後には泣いてしまったレイドで今回はお腹いっぱいです。
ククリたちを騙そうとする悪魔が最後に出てきた気がしますが、どうでもいい!
最後に犬とルンルンが出てきた気もしますがどうでもいい!
でも次回が最終回なのはどうでも良くない!
今回はいい画像がなかったので、魔王城の場所を勝手に教えてくれたチクリ魔の画像で終わりましょう。
次回へ続く!