第10話の感想です。
今までの話。
第10話のあらすじ
【毒と呪い】
深界四層に到達したリコとレグ。そこは『巨人の盃』と呼ばれる巨大な植物、ダイラカズラの出す湯気の覆い尽くす世界だった。レグが周囲を警戒していると、ふと妙な気配を感じる。まるで言葉を理解しているような反応だが、全く位置がつかめないため二人はその場から離れた方が良いと考えた。すさまじい湿気のなか歩みを進めていると、目の前に突然・・・。
感想
視聴前私「ついに4層突入かー。どんな敵が出てくるかな?(ワクワク)」
視聴後私「・・・・(あまりの展開に声も出ない)」
今回はヤバイ。マジでヤバイ。
内容が凄すぎて30分アニメなのに、3分くらいで終わってしまった感じ。それくらいとんでもない回でした。
ついに4層に突入したリコとレグ。
開始早々、上昇負荷による流血祭りで、リコがあの世行きするのだけは絶対に阻止すると高らかに宣言するも、どう考えてもフラグをぶち立てたレグ。
早速、アビスで出会った中では最強の敵【タマウガチ】と遭遇します。
今まで100人以上の探窟家を葬ってきたと言われるタマウガチの実力は凄まじく、大ピンチの2人。見事にリコが針に刺されます。
もう無理。マジ限界となったリコさんのために、仕方なく上昇負荷を覚悟で上に逃げることにしたレグ。
なんとかタマウガチから逃げることには成功したものの、最初に建てたフラグを見事に回収し、リコは目、鼻、口、耳。穴という穴から血が噴き出し、文字どおり流血祭りとなります。
さらにタマウガチの毒に犯され、刺された左腕は作画崩壊のごとくパンッパン!に腫れておりました。
これは完全にテレビの前の視聴者も呆然としていたことでしょう。
私もテレビの前で呆然。むしろ頭の中は
『⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎」こんな感じでした。
さらにさらに、ここで『マジで死ぬ…』と思ったのか、リコがまさかの発言です。
「切り…落として…」
正気かよ…
これにはさすがのレグも
『しょ、正気かリコ…』
と我々視聴者と同じ声をあげるしかなかったわけですね。
もうね、こっからさらにすごくて、猿轡噛ませたり、切り落としやすいように骨折ったりってそれはそれは凄まじい展開でした。なんでこんな可愛らしい絵柄でそんなリアルな感じにやっちゃうのって思わずにはいられません。
それに、ここまでずっと声優さんがすごい。
本当に声優さんが上手です。リコの叫び声とか苦しむ声とか、レグの動揺している感じとか本当に上手ですね。
レグが頑張って腕を切ったものの、リコさんは真っ青になり、完全にご臨終かと思われました。
そこに現れたのが、今までOPやEDにちらちら登場していたうさ耳の【ナナチ】でした。
ナナチの助言でレグが人呼吸をして、復活したリコ。しかしまだ危うい状況ということでナナチのアジトに向かうことに。
ナナチ曰く『なんとかなる。腕も完全じゃないものの治る』とのこと。
ナナチ何者?
ナナチのアジトに向かう途中、上り坂がありリコへの上昇負荷を気にしたレグでしたが、ナナチが言うには、この場所には呪いはないとのこと。あとレグに「見えてないのか。」とも言ってました。
どゆこと?そもそも上昇負荷がかからない場所が存在してたの⁉︎
そして辿り着いたナナチのアジト。草で作られたかのようなアジトの中には、たくさんの探窟道具と黒笛や月笛が並んでいました。4層で命を落とした探窟家たちの持ち物でしょうか?リコたちを助けてくれたことから、ナナチが探窟家たちを狩っているとは思えませんが、どうなんでしょうか。
レグはナナチに何者なんだと尋ねます。ナナチの返答はこうでした。
「お前ら探窟家が言うところの…成れ果てだよ」
ここで10話が終わるのですが、色々謎が増えました。
ナナチが言う成れ果てとは一体なんなのか。
成れ果てと言うくらいですから『アビスに長く止まりすぎた者の成れの果て』でしょうか?それともアビスで命を落とすとあんな風になるのかな?
次回辺り明かされそうですが、もしかしたらリコたちはオーゼンから成れ果てについて、すでに聞いているのかもしれませんね。
そして、呪いを受ける場所と受けない場所があること。
これに関しては上位の探窟家たちが、アビスの下層から戻ってこられる謎の解明につながるかもしれませんね。
思い返してみれば、2層の端の方も負荷が軽くなるみたいなこと言っていたので、場所によってそういう場所があるのかもしれませんね。
いやー本当に衝撃的な回でした。まさかこんなことになるとは…
当初言っていた『メイドインアビスはグロい』みたいな評判はこういうことだったんですね。確かにとんでもないアニメです。本当、急にとんでもない展開になったので置いてけぼりでした。
ただ、めちゃくちゃ面白い!いいですね!次回も期待しましょう!
次回へ続く!